真野第2保育園閉園式 53年の歴史に幕

3月23日、真野第2保育園の閉園式が行われ、卒園生や関係者らが慣れ親しんだ園舎に別れを告げました。

真野第2保育園は、昭和45年に大小保育として保育を開始し、平成16年の市町村合併で佐渡市立真野第2保育園に改称しました。
平成19年9月には、西三川デイサービスセンターとの複合施設として現在の園舎に移転、園児たちがお年寄りと接することで豊かな心を育むとともに、地域交流の場としての役割も担ってきました。
一時期は、20人だった定員を25人までに増やすなどして、これまで多くの卒園児を送り出してきましたが、令和3年度以降は新入園児の受け入れがなく、この度53年の歴史に幕を下ろしました。

この日行われた閉園式には卒園児や在園児、その保護者などが出席しました。
式では、渡辺竜五市長が「笑顔あふれる子どもたちを見ると、しっかりと佐渡の未来を作っていかなければと改めて思う。子どもたちが健やかに育ち、また保護者の皆様が安心できる環境づくりに邁進してまいります。」と式辞を述べました。
高柳信孝会長「一番の思い出は、私の長男が入園した際、40年以上の月日が経ったにもかかわらず、私が遊んだゾウの滑り台が残っており、今でも大切に遊ばれていたということです。子どもたちが滑っている姿を見て、懐かしい思い出に浸ることができました。関係者の皆様、今まで本当にありがとうございました。」

最後は、園児たちが園での思い出を歌詞に込めた歌で慣れ親しんだ園舎に別れを告げました。
在園児は4月から真野第1保育園などに転入し、新しい生活をスタートさせます。
併設するデイサービスセンターは、これまで通り運営されますが、園舎の活用方法については、今後佐渡市が検討していくということです。
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