能登半島地震 佐渡市の被害状況

元日に発生し、石川県を中心に甚大な被害をもたらした令和6年能登半島地震。佐渡市では最大震度5強を観測し断水や液状化、建物の倒壊といった被害が見られました。

1月1日午後4時10分、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生し、佐渡市では最大震度5強を観測しました。
午後4時22分には、佐渡市を含む県内全域の海岸沿いに津波警報が発令され、両津地区鷲崎で最大で30cmの津波を観測しました。
こちらは、市民の方から提供いただいた地震発生直後の真野湾の様子です。普段は見られない海底が引き潮によりあらわになっています。

地震発生直後、島内各地で避難所が開設され避難者に水や毛布が配られました。
佐渡市によると、最も避難者が多かった1日午後7時30分時点で、27か所の避難所におよそ2,100人が避難し、特に佐和田地区の避難所には多くの避難者が集まっていました。
佐渡市内ではこの地震により、各地で水道管が破裂するなどして最大でおよそ670戸が断水し、佐渡市は断水地域への給水を行いました。

午後7時には、第1回の佐渡市災害対策本部会議が開かれ、島内各地の支所、行政サービスセンターなどがオンラインでつながれ情報収集が行われました。
渡辺竜五市長は情報をしっかりと収集し、共有を徹底して対策をとっていきましょうと職員に呼びかけました。
佐渡市に発令されていた津波警報は、2日未明に注意報に切り替えられ、その後午前10時に解除されました。

地震発生から一夜明けた2日、島内の被害状況が徐々に明らかになりました。
広範囲で断水が発生した小木地区では、小木行政サービスセンターと佐渡汽船小木港駐車場に給水所が設けられ、次々と地域住民が水を求め訪れていました。
小木地区の断水は1月3日に解消。一方、畑野地区丸山と浜河内では1月4日午後5時時点で合わせて38戸が断水しています。

小木港周辺では、液状化とみられる現象も発生。歪んだ地面の隙間から水分を含んだ泥が流出し、付近は立ち入り禁止になりました。
両津の港湾道路も液状化により一部通行止めになり、歩道では陥没が複数箇所見られます。
1月4日現在も通行止めになっていて、復旧は未定だとしています。

地震発生から3日経った1月4日も、後片付けに追われる市民の姿が見られました。佐和田地区にあるこちらの瀬戸物店では、店内に食器などの割れた破片が散乱しています。
瀬戸物店の店主は「割れたものの中には、ハンドメイドのガラス製品や九谷焼きなど、作り直すことができないものも多く、精神的ショックから片付けに手を付けられなかった。友人が手伝いに来てくれることになり、ようやく今日になって片付けを開始することができた」と話していました。
今回の地震による市内の被害は、1月4日午後3時時点で石灯籠の倒壊、壁面の剥離など建物被害が110件。

倒木や路面のひび割れなどによる道路被害が51件。
教育施設被害が6件など、合わせて219件に上っていますが、人的被害は報告されていないということです。
渡辺竜五市長「今後も津波の警報が出た場合は、市の指示を待たずとにかくその情報が入ったら一刻も早く高台に一旦逃げるということをやはりお願いをしたいと思っております。もし、何かお困りごとそして被害等がございましたら必ず市の方にご連絡を頂きたい思います。我々もしっかり対応してまいりますので、ご遠慮なくとにかくお電話をいただくということでお願いをしたいと思ってます。」

佐渡市防災課では、地震発生から1週間程度は大きな地震が発生する恐れがあるため、引き続き警戒するよう呼び掛けています。
赤い羽根共同募金では、令和6年能登半島地震の支援金を募集しています。ご協力をお願いいたします。

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