弾道ミサイルを想定した避難訓練

8月27日、弾道ミサイルが発射された場合を想定した住民をはじめ、市職員を対象にした避難訓練が実施されました。

弾道ミサイルを想定した住民避難訓練は、日常生活の中で弾道ミサイルが発射されたという想定で行われ、地元住民47人が参加しました。
発射情報を受け取った住民たちは、金井コミュニティセンターをはじめ、コンクリート造りの堅牢な施設に逃げ込みます。

ミサイルの種類や発射の方法、場所などによりますが、国は北朝鮮西岸付近から弾道ミサイルが発射された場合、およそ10分後に到達する可能性があるとしています。
参加した住民たちは、ガラス窓から離れた場所で安全が確認されるまで低姿勢で頭を抱え、真剣に訓練に参加していました。
また、住民の訓練後には、関係機関が連携し佐渡市の初動対処訓練も行われました。
弾道ミサイルが、近年頻繁に発射されていることを受け、国、県とともに佐渡市では、初めて訓練を行い、住民に情報を正確に流せたか、円滑に関係機関と連携を図れるかどうかを確認しながら、職員も訓練に臨んでいました。
渡辺竜五佐渡市長は、市役所の休業日の情報発信体制等についても国や県と協議しながら課題を整理するとし、また、短時間に避難するためには、予め近くの堅牢な建物をチェックしておくことが重要となるので、市民の声を聞きながらそれらの情報についても発信していくと述べました。
この日の訓練には、警察や自衛隊などの関係機関も合わせて68人が参加したということです。なお、弾道ミサイルを想定した訓練は、今年度このほか県内3つの自治体で実施される予定です。
なお、頑丈な建物の緊急避難施設は、島内でも63施設あります。詳しくは「内閣官房国民保護ポータルサイト」でチェックができます。避難に関してチェックしてみてはいかがでしょうか。

内閣官房 国民保護ポータルサイト (kokuminhogo.go.jp)

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