学生らが修復した山車 学園祭で披露

11月3日、伝統文化と環境福祉の専門学校で開催された学園祭で、学生らが修復した新穂地区の山車が披露され、訪れた子どもたちがその乗り心地を楽しみました。

この取り組みは、子どもたちが文化財に触れる機会を作りたいと、有志の伝統建築学科の生徒などが中心となり行われました。
修復されたのは、昨年11月に新穂山車保存会から寄付された山車で主に屋根の彫刻部分と車輪の部分の柱などが学園祭に合わせて修復されました。
学生ら7~8人ほどの力で動かされる山車は、方向転換も手動であるため、学生らは息を合わせながら、慎重に山車を押していました。

伊藤翔さん「伝統建築に触れる機会がどうしても少なくなっている今、子どもたちに触れてもらうことで山車について知ってもらうこともできますし、学校で開催することで山車だけではなく、宮大工のことについても知ってもらう機会ができるんじゃないかなと考えたので、子どもたちに実際に乗ってもらうことができるようにしました。」
このほか学園祭では、今年度新設された公務員学科で警察官の仕事の体験が行われました。
同じく今年度新設されたまちづくり・観光ビジネス学科では、佐渡の観光資源についての展示などが行われ、学生たちの日々の学習の成果が発揮されました。
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