芋煮づくり通し災害への備え学ぶ

11月19日、小木地区で芋煮づくりをして防災知識を身につけるイベントが行われ、参加者たちは調理などを通して災害への備えを考えました。

宿根木公会堂で行われた防災イベント「防災イモニスト養成講座」は、佐渡市と新潟大学などが運営する、地域の課題を解決するプロジェクト佐渡島自然共生ラボの活動の一つとして、株式会社NTTデータ経営研究所が開催し、島内から35人が参加しました。
参加者は、水道・電気・ガスといったライフラインが使えない災害時を想定し、ペットボトルの水やガスコンロを使い芋煮作りに挑戦します。
このイベントは、災害時でも暖かく栄養豊富で水分が摂取でき、被災者が心の安らぎを得られるような食事を、提供できる仕組みを広げていくことを目的に行われている活動の一つで、防災知識や災害時の調理に対するノウハウを持つ「防災イモニスト」を養成しようと今年山形県で1回目が開催された講座です。
佐渡市は昨年に大雪被害を受けたことから、防災意識が高まっているとして開催場所の一つに選ばれました。
山形の里芋や牛肉を使った醤油ベースの山形県村山風芋煮や佐渡の里芋と合鴨肉を使った芋煮、家庭に保管している缶詰やジャガイモを使った芋煮など、4種類を手分けして作り参加者は楽しみながら災害時の調理の知識を身につけていました。
また、各家庭にある食べ物を付箋に書き出し、災害時にどのような献立で3日間を生き残るかという災害時の食の備えワークショップも行われ、参加者たちは3日間の献立を考えていました。
生ものや傷みやすいものから使ったり、栄養価を気にしたりしながら3日間の献立を考えていました。
参加者たちは災害に備えつつ、地域の絆を深めていくことの大切さを学んだようでした。
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