6月のトキ放鳥に向け訓練開始

今年6月上旬に予定されている30回目の放鳥に向けた順化訓練が3月12日新穂正明寺の野生復帰ステーション順化ケージで始まりました。

この日放鳥に向けた訓練を開始したのは2023年生まれの10羽や2022年生まれの6羽など計17羽でいずれもメスです。
佐渡自然保護管事務所によると、毎年春の訓練は繁殖時期と重なることから訓練中の繁殖を避けるためメスを中心に選定しているが、今年は繁殖年齢に満たないオスで訓練できる個体がいなかったため全てメスになったということです。

この日は個体識別のための羽の着色作業が行われたほか、午前11時に順化ケージに放たれました。  
訓練は3ヶ月程度行われ、放鳥の詳しい日程については訓練状況などを踏まえ決定しますが、放鳥方法は順化ケージからのソフトリリースに加え、実施したことがない大佐渡でのハードリリース方式による放鳥も予定しているということです。
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