4市の子ども達が田んぼアートで稲刈り

10月8日、生物多様性農業のPRなどを目的とした田んぼアートで稲刈りが行われ、今年は、島外から訪れた児童も一緒に稲刈りに挑戦しました。

今年で7回目を迎えた田んぼアートの稲刈りには、生産者や佐渡米を販売するコープデリ生活協同組合連合会の会員の他、佐渡市、兵庫県豊岡市、栃木県小山市、宮城県大崎市から13人の子どもたちが参加しました。
4市の子どもたちは、普段地元で環境保全活動に取り組んでいて、今回は来月佐渡市で開催される第6回生物の多様性を育む農業国際会議で上映する子ども交流ムービーの撮影も兼ねて参加しました。
多くの子どもたちは、稲刈りを経験していることもあり、手際よく稲を刈り取っていました。

豊岡市の子ども「生き物が暮らしやすくするために無農薬にしているのは、地球のためにとてもいいことだと思います。トキを守っている人たちが、トキも暮らしやすいように工夫をしているので私たちも守っていかなければならないと思いました。」
稲刈りの途中には、なんとトキの姿も。
稲刈り後には、近くで生き物調査も行われ、子どもたちは多くの生き物が育まれている環境についても学んでいました。

渡辺竜五市長「これからトキが、本土へ放鳥も含めて行くわけで、農業のあり方と生物多様性、トキの野生復帰、そういうものを子どもたちがどんどん発信していくことになるので、非常に重要だと思いますし、豊岡の子どもたちも大勢コウノトリの取り組みやってますし、そこが広がることによって大人を動かす原動力になるんじゃないかなと思ってます。子どもたちの活動は周りを巻き込む大きな効果になるんだろうと思ってます。」
また、今年もコープデリ生活協同組合連合から佐渡産米の売上の一部が佐渡市トキ環境整備基金に贈られました。
参加者は、気持ちのいい汗を流しながら、生物多様性農業への理解をさらに深めたようです。
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