版画村で佐渡の風景や生きものを題材にした作品展

佐渡の風景や生きものを題材にした版画の作品展が佐渡版画村美術館で開かれています。

佐渡版画村美術館は、特別展示室で月替わりの作品展を開催していて、今月は、佐和田地区に住む石塚ホヅエさんと渡邉初美さんが制作した版画作品23点が展示されています。
公民館講座がきっかけで版画の魅力を感じ交流するようになったというお二人。渡邉さんは20年、石塚さんは40年以上趣味で版画制作を続けています。
今回は、初めての二人展ということで、これまで制作した作品の中からお気に入りのものを持ち寄ったと言います。

石塚さんは、トキを題材にしたものを中心に制作していて、日常で感じたことや見た景色からアイデアを得ているそうです。
石塚ホヅエさん「トキは、トキらしくじゃなくて、想像でどうしたらトキが自由に羽ばたいてるかなあと思って。ちまちまとした作品じゃなくて、はみ出るような大胆な構図で絵は描きたいなといつも思ってます。一番構図が大事だし、色の重ね具合も大事だし、いろんなこと考えると、日が経ってばっかりだけど、あんまり日が経つとと良くないんですね。最初のイメージと変わってくるから。だから、パパってやるように心がけてます。」
一方、渡辺さんの作品は、家族が飼っていた牛をモチーフに落ち着いた色合いで表現された作品が並びます。

渡邉初美さん「最初は牛とかやるつもりなかったんですけど、その時教えてくれた先生が牛とかいいんじゃないかっていうことで、顔には色入ったりしないんですけど、でもちょっと色も入れてみたりして、見てくれる人がそれなりに感じてくれればいいかなと思ってます。」
石塚さんと渡邉さんの二人展は、10月31日まで佐渡版画村美術館で開かれています。

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