健康寿命日本一をテーマに種火の会

医療や教育など様々な分野で佐渡が抱える課題などについて共有し、意識を高めようと開かれている種火の会。7月は、「健康寿命日本一を目指して」と題し開催されました。

134回目を迎えた種火の会は、健康づくりをテーマに佐渡地域振興局と佐渡市の担当者を講師に、主に行政の取組みなどについて紹介されました。
まず佐渡地域振興局健康福祉環境部の中川圭子さんが演台に立ち、新潟県の取り組みについて話しました。

まずは、男女の平均寿命と、医療介護等に依存せず自立した生活ができる健康寿命の差が8から11年あると説明されました。
そんな中、新潟県では、県民がいきいきと暮らせる健康寿命トップクラスの健康立県を目指しているとしました。
具体的には、食塩摂取量の減少を目指し、民間企業とタイアップした減塩関連商品の開発や、ウォーキングロードの整備、ワンコイン検診などに取り組んだとしました。
そして、健康づくりの取り組みが浸透するためには、県民が、自ら健康状態に関心を持ち
健康づくりに取り組みやすい環境の整備が必要だとしました。
中川圭子課長代理「運動までは行かなくても、体を動かすことを意識してもらいたいというところから毎日人は、体を動かしているちょっとずつでもいい意識的に体を動かすことから始めてもらいたいという願いを込めまして、意識ひとつで全てが運動になるというキャッチフレーズにしております。」
続いて、佐渡市の健康医療対策課主任栄養士関東佳奈恵さんが講演しました。
関東さんは、佐渡市健康推進協議会の活動について紹介しました。
健康推進協議会は、市民の健康増進に関する意識を高め、豊かな地域づくりに寄与する目的で設立され、令和5年度は10支部、計353人がボランティアで活動をしています。
会の中では、健康への啓発活動など、これまでの活動の様子が説明されたほか、健康推進員の声を紹介し、健康への意識が高まった、料理を覚えられた、様々な年代の人と知り合えたなど、会員にとっても様々なメリットがあるとしました。
関東佳奈恵主任栄養士「佐渡市の健康づくりは、まず自分が元気になることです。元気でいること、それはもちろん自分のためでもありますが、それは、家族や仲間のためでもあります。さらに地域のためでもあります。それが佐渡全体の健康につながり健康寿命の延伸につながっていきます。」
会の最後には、健康づくりをテーマに参加者同士で活発な意見交換が行われていました。

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