SADO JOB 2023 最終面接直結型インターンシップ実施

学生たちに佐渡で働く魅力を感じてもらおうと、3泊4日の就業体験を通して島内企業を知るSADOJOB2023が実施されました。

SADOJOBは、地方創生に興味のある学生たちのキャリア形成を支援し、佐渡で働く機会を創出しようと、佐渡市が主催するインターンシップ事業です。今年は、島内外から18人の大学生が参加し、8社の受け入れ企業の中から1社を選び3泊4日の就業体験をします。
受け入れ企業の一つであるtaneCREATIVE株式会社では、3人の大学生が担当者に教えてもらいながら、ホームページ制作を体験しました。
参加した学生「実際の業務させていただいてるので難しいですけど、すごく丁寧に教えていただいているので、なんとかできていてすごくいい経験になってると思います。」

また、吉井木材工業株式会社では、学生たちが佐渡産の杉を使ったベンチ作りに挑戦していました。
これまでのSADOJOBは、佐渡を知ってもらうというテーマで行われていましたが、今年は希望する学生が卒業後に佐渡の企業へ就職できるよう、最終面接直結型になっているのが大きな特徴です。
受け入れ企業の中には、吉井木材工業株式会社のように、今年から初めて新卒採用を取り入れるところもあり、学生側が佐渡の企業を知ることはもちろん、企業側に新卒の学生を受け入れるイメージを持ってもらうという狙いもあります。

吉井木材(株)水野雅晴代表取締役「自分のところも、若い人たちと一緒に交流しながら、会社を少し若返らせた方がいいということと、柔軟な発想と考え方を取り入れながら、会社の事業拡大を目指したいと思いました。若い人材を必要とするということで、細かいことを言うよりは、教えるっていう立場で物事の見方を変えて、それをきっかけに会社が盛り上がっていけばいいと思っています。」
最終日となった9月7日には、あいぽーと佐渡で最終面接に向けた相談会が行われました。
学生たちは、就業体験を通して最終面接を受けたいと思う企業のブースに足を運び、担当者と話し合いながら、面接の日時や内容を決めていました。

島内出身の学生「地元の佐渡島で働けるって言う思いと、自分に寄り添ってくれるようなこの企画を聞いて、すぐに応募したいと思いました。お世話になった企業では、どんな職種に就いても感謝の気持ちを伝えるような仕事をしたいですし、自分が受け入れる側の立場になった際には、学生たちの気持ちもわかるので、その気持ちに寄り添いながらやっていければいいなと思ってます。」
島外出身の学生「出身は福岡なんですけど、大学が北海道なのでそこから来ました。去年の夏に気になって佐渡に来た時に、風景や食事がすごく好きだなと思って、自分もここに住みたいと思って、今回参加しました。大変だった部分もあったんですけど、すごくいい勉強になったし、佐渡の良さがまた知れたので参加して良かったです。」
佐渡市産業振興課 水野友裕主幹「今までは、人材交流で佐渡を知ってもらうように企業さんを訪問してもらっていましたが、今回は、企業の人材確保っていうことに重点を置いて、最終面接直結型のインターンシップとなりました。佐渡の学生というのは、高校卒業すると9割の方が島外に出てしまいますので、佐渡の魅力や、いろんな企業があるということを発信して、学生に島内に帰ってきてもらうような施策もいろいろ考えてるところです。」
佐渡市では、学生たちが島内の企業で働きたいと思ってもらえるよう、今後もインターンシップや会社説明会を積極的に開催したいとしています。

最新情報をチェックしよう!