JF大型海洋生物衝突対応訓練

海上での危機管理対策として、佐渡汽船株式会社と第9管区海上保安本部が参加してジェットフォイルが大型海洋生物と衝突したという想定で対応訓練を行いました。

今回訓練が行われたのは、新潟港およそ20kmの沖合で9月15日に実施されました。
この訓練は2019年3月に佐渡汽船のジェットフォイルがクジラとみられる大型海洋生物と衝突した事故をきっかけに定期的に実施されています。
今回は、ジェットフォイルが両津港から新潟港に航行中、大型海洋生物と衝突し船内で負傷者が発生するとともに船体が破損し、航行不能となった想定で行われました。

訓練ではまず 船員からの118番通報を受け、海上保安本部のヘリコプターが現場に到着。 機動救難士がヘリから降下して負傷者を確認します。
そして 症状の最も重い負傷者の1人をヘリコプターで吊り上げ救助しました。
一方で 巡視艇はジェットファイルに接舷し、発生した多数の負傷者を収容・救助しました。

その後、巡視艇による破損したジェットフォイルのえい航訓練も実施されました。参加した関係者は、海難事故発生時の情報伝達や対応について確認したということです。第9管区海上保安本部では、今後もこのような対応訓練を実施するとしています。

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