自動運転バス実証調査運行

1月12日、相川地区でバスの自動運転実証調査の運行が開始され、市民がその乗り心地などを確かめました。

この実証調査は、佐渡市で課題となっている住民や観光客などの地域内での移動手段としての導入を視野に、佐渡市が昨年度から国の補助金を活用して民間事業者とともに取り組むものです。
使用される車両の乗車定員は運行関係者含め15名で、最高速度は時速35km/hです。
車体には複数のカメラやレーダーなどが付いていて、信号の色や前方およそ100m先までの人や障害物を認識できます。

自動運転走行中もセーフティーオペレーターと係員が乗務し、安全確認や乗降サポートを行うほか、右左折時や路上駐車の回避時など、必要に応じて手動走行に切り替えて減速・停止を行うとしています。
1月12日から21日までの実証調査は、きらりうむ佐渡を起点とした岩谷口間と尖閣湾揚島遊園間を走行し、すれ違いが困難な区間は手動運転に切り替えられる自動運転レベル2での調査になります。
この日の実証調査では4便が運行され、延べ18人が乗車し市民が乗り心地や車内の設備などを体験しました。

伊貝秀一副市長「運転手不足の中にあっても、持続可能な地域交通を確保していかなければなりません。自動運転というものをひとつの方法として考えています。一般市民の乗車のみならず物流との連携、介護サービスとの連携、観光客、観光ツアー等との連携など、いろいろな連携が考えられると思います。そういう面でも今後に期待したいと思います。」
佐渡市では今後も国の動向を見ながら積極的に取り組んでいきたいとしています。
21日まで実施される実証調査における乗車には予約が必要で、予約に空きがあった場合のみ当日の予約なしでの乗車も可能です。運行スケジュールなどの詳細は佐渡市のホームページからご確認ください。
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