鶴子銀山周辺で不法投棄物撤去

11月9日、相川下戸村の鶴子銀山近くで不法投棄された廃棄物の撤去作業が行われました。

今回撤去作業が行われたのは、鶴子銀山近くの山道です。
作業に当たったのは、新潟県と佐渡市、そして民間事業者で構成された佐渡地区廃棄物対策連絡協議会の会員20人で、2つの班に分かれ沿道の4か所で撤去作業を行いました。
協議会では、不法投棄を防ぐため定期的にパトロールを実施していて、今回の場所は昨年のパトロールで発見された場所です。

沿道には燃えるゴミなどの一般ゴミに加え、タイヤや瓦、冷蔵庫やテレビなどの家電など大きなゴミも捨てられていて、協議会の会員はそれらを次々と回収していきました。
このエリアは、佐渡の金山の構成資産のひとつ鶴子銀山に近く、世界遺産登録を目指す上でも重点的に対策をしていきたいとしています。
西潟良成センター長「登録を目指しております世界遺産、その構成資産のである鶴子銀山の近くということもありまして、環境美化の活動も兼ねてこの地区を選んだところでございます。予算の関係もありますので、全て撤去することはできませんが、優先順位を決めて撤去していきたいと思っております。また、不法投棄が発生しないようにみなさんに周知していくことにも力を入れていきたいと思っています。」

協議会では、日常的なパトロールや周知活動のほか、危険性などを考慮して今回のような撤去作業を行っていて、佐渡島内での撤去作業は令和2年以来です。
この日の撤去作業では、タイヤや瓦、ガラスくずや廃プラなどがおよそ2t。燃えるゴミなどの一般ごみがおよそ30kg。冷蔵庫とテレビが各2台、洗濯機が3台回収されました。
なお、11月16日にも真野地区静平で撤去作業が予定されています。
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