世界遺産登録実現への想い 桜に託す

3月末での異動が決まったゴールデン佐渡の河野雅利代表取締役社長が地元のNPO法人とともに、佐渡での3年間を振り返りながら、佐渡の金山の世界遺産登録実現を祈念し桜の植樹を行いました。

植樹が行われたのは相川下山之神町にある大山祇神社で、地元相川の活性化を目指すNPO法人 食と夕日の佐渡島が企画しました。
お奉行様の衣装に身を包み登場したのは河野雅利さん59歳です。河野さんは三菱マテリアル100%子会社で、史跡佐渡金山を管理運営するゴールデン佐渡の代表取締役社長を3年間務め、4月には三菱マテリアル大阪支社への転勤が決まっています。
桜の植樹は、3年間の佐渡での生活を地元の関係者らとともに振り返り、最後に今年いよいよと期待される佐渡の金山の世界遺産登録を祈念しようと行われました。

植えられたのは高さ3mほどのソメイヨシノの苗木で、河野さんと参加者は佐渡の金山の世界遺産登録の実現への願いを込め、スコップでひとかきひとかき土をかぶせていました。
「まだイコモスの勧告がどうなるかというのは分かってない段階ではありますが、今年の7月21日から31日にかけてインドで開催される世界遺産委員会で、必ず世界遺産登録されることを信じております。やはり船に乗るところを乗り越えて来てもらえるだけの魅力をもっと発信すべきだと思っております。景色も非常に綺麗ですし、食べ物もおいしいというようなことをもっと日本全国、あるいは世界のいろいろな国にPRしてもらえればと思っております。」
今回の会を企画したNPO法人 食と夕日の佐渡島は、世界遺産登録実現と地元の活性化に向けて、今後も関係者と一緒に取り組んでいきたいとしています。
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