魚市場で初売式 ブリの水揚げも

1月4日、新春恒例の初売式が両津地区春日の佐渡水産物地方卸売市場で行われ、出席者が今年の豊漁を願いました。

初売り式には魚市場の関係者や渡辺竜五市長などが出席しました。
挨拶に立った出席者らは、「今年は世界遺産登録への期待によって注目されるチャンスの年であることを活かして、佐渡の水産物をアピールしていきたい」などと佐渡の水産業を元気にしていけるよう取り組んでいきたいと話しました。
その後、三本締めと鏡開きが行われ新年の門出を祝いました。

本間信俊理事長「昨年は、魚介安もまだ続いてましたのと、ブリが来てない、イカが取れないという私どもにとって一番大事な2つの漁が不漁だったことで、かなり厳しかったという印象でございます。昨年末から少しではありますが、ブリが見えたところもあります。例年通りの豊漁を祈願して、辰年でもありますし、昇り龍のごとく進んでいきたいと感じております。」
この日はサバとイナダが特に多く、ほかにマダラや赤ガレイ、ズワイガニなどが取れ、全体の漁獲量は平年並みで価格は例年より高値となりました。
ブリは昨年の初売りの日とほぼ同じ量のおよそ250本が水揚げされ、主体は8kgから9kgでしたが、大きいものだと13kgあったということです。

1日に発生した地震の影響で漁に出られなかったり、市場の施設が被害を受けたりと不安な出だしとなりましたが、今年の豊漁を祈願して市場では競り人や仲買人の威勢の良い掛け声が場内に響いていました。
最新情報をチェックしよう!