駐日韓国大使が曽我ひとみさんと面会

駐日韓国大使が11月30日、佐渡を訪れ拉致被害者の曽我ひとみさんと面会しました。

曽我ひとみさんとの面会に佐渡を訪れたのは、駐日韓国大使館のユン・ドクミン特命全権大使です。
ユン大使は、午前中に新潟市で横田めぐみさんの拉致現場の視察を行った後に佐渡に戻り面会の前には、45年前曽我さん親子の拉致現場となった国府川の河口などを視察しました。
曽我さんが韓国の大使と面会するのは初めてで、面会の冒頭、曽我さんは「拉致問題の解決のため活動しているが、なかなか光が見えない。ユン大使と話をさせていただけることは、大変有難く嬉しく思います」と話しました。

ユン大使は、韓国でも拉致被害者がたくさんいますし、韓国と日本が力を合わせ解決していかなければならないと思っていると述べました。
ユン・ドクミン特命全権大使「平凡な家族が襲われた想像もできないことに関して、言葉が出ないぐらい怒りを感じました。この問題は、ほぼ半世紀経っているので被害者も家族も高齢化しています。1日も早く解決することが重要ですし、そのためには、しっかり韓国も日本と力を合わせて協力する必要があるということです。」
曽我ひとみさん「こんなに長い時間が過ぎてしまっているということ、そして母の話をさせていただきました。今後はもちろん日本政府が主体となり、そこに韓国政府もいろんな知恵を出していただいて、1日も早くこの拉致問題が解決して拉致被害者全員がご家族のもとに帰って来れるよう協力のお願いをしました。私的には、もう少し早く会いたかったなという気持ちです。わざわざ佐渡まで来ていただきまして、本当に話しやすい方でした。きっとこの拉致問題も、今後解決に向けて進んでいくのではないかと思っています。」

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