防災レシピを学ぶ クッキング講習会

7月30日、新穂地区の防災訓練の一環で、災害時に役立つレシピなどを学ぶ防災クッキング講習会がトキの村元気館で開かれました。

この講習会は、昨年12月に大雪による、長期間の停電が発生したことから、災害に備え事前の準備をしておくことの大切さを地域の人たちに知ってもらおうと、新穂地区の防災訓練の一環で開催されたものでおよそ30人が参加しました。
講師は、管理栄養士、防災士として長年食育や災害食の普及に携わる今泉マユ子さんが務め、食料を最低でも3日分、できれば1週間分程度を備蓄することや、家の耐震を補強することなど在宅避難の備え方を説明しました。

この日は、耐熱ポリ袋に材料を入れて湯煎する「お湯ポチャレシピ」を学び、ケチャップライス、オムレツ、切り干し大根のお茶和え、ミックスビーンズの4種類を作りました。
参加者は、ご飯に火が通らず固くなってしまうなど慣れない作業に苦戦していましたが、今泉さんは、失敗することも貴重な経験で、次回どうすればうまく作れるか考えることが大切だと伝えました。
その後全員で試食し、参加者からは防災食とは思えないほど美味しいといった声が上がりました。
今泉マユ子さん「災害が起きた時に自分で出来ることを増やすということ。私がお伝えしたことを、今度皆さんが地域で広めていただけるように、今日は実施させていただきました。お子さんが参加してくださったということもとても嬉しいですし、男性の方も参加してくださって、皆さんが家で作ってくださるだろうなと思って嬉しかったです。」
主催した新穂行政サービスセンターは、今後10月に防災訓練や子ども向けの防災体験教室を計画しているということです。

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