越佐海峡超えドローン物流実証事業

物流ドローンを使用して越佐海峡で荷物を運ぶ実証事業が11月22日行われ、佐渡の南蛮エビなどが首都圏へと届けられました。

この実証事業は駅ビルのほか、来年春に銀座に開業予定の新潟のアンテナショップを運営するJR東日本新潟シティクリエイト株式会社と、新潟佐渡間でドローンを使用した物流サービスの提供を目指している東京都のAIR WINGS合同会社が、国土交通省の無人航空機等を活用したラストワンマイル配送実証事業の採択を受け実施したものです。
実証事業では、佐渡新潟間56kmを空の道としてドローンで海産物を輸送し、JR東日本グループが提供している新幹線による荷物輸送サービスはこビュンと連携を図り、すばやく首都圏へ届け佐渡産の食材をPRします。
荷物の出発地点となったあいぽーと佐渡で待機していたのは、国内の実証でも運用実績のある物流用ドローンで、5Kgまでの荷物を積載しGPSによる自動運行が可能です。

佐渡~新潟間をドローンが飛行するのは2017年の航空法改正後、今回が初となります。この日は、赤泊港で水揚げされた佐渡産南蛮エビが積み込まれ、午前7時50分に離陸、新潟市の西海岸公園までおよそ55分で飛行します。
新たな物流の可能性に漁業関係者も期待を寄せています。
長沼堅二さん「漁業生産者の方々は一生懸命に漁をされており、少しでも魚を高く売りたい気持ちだと思っておりますので、こういった企画を通じて佐渡の新鮮な魚介類をPRしていただきたいと思います。」

今日は会場の風も穏やかで、ドローンは予定通り午前8時45分に到着。
その後、荷物は新幹線で東京まで運ばれます。
午後1時過ぎには飲食店へ到着しました。

AIR WINGSは、2026年に佐渡~新潟間の物流ドローンによるサービス開始を目指していて、JR東日本新潟シティクリエイト株式会社も、連携したサービス提供の可能性を探り首都圏へ新潟・佐渡の魅力を発信していきたいとしています。
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