被災地で活動 市の消防職員が帰任報告

元日に起きた能登半島地震の被災地を支援するため、1月3日から石川県に派遣されていた佐渡市の消防職員が島内へ戻り、活動について渡辺市長へ報告しました。

市長と副市長を訪問したのは、佐渡市消防本部の消防長と担当係長、被災地支援の活動から戻ってきた緊急消防援助隊の5人です。
緊急消防援助隊として派遣された佐渡市消防本部の職員は24人で、1月3日から16日まで交代でそれぞれ5日ほど石川県能登町と輪島市で懸命な救助活動にあたりました。
活動内容は、建物被害を受けた施設に入っている高齢者を金沢市の病院へ移動させる転移搬送と、倒壊した建物や土砂崩れした場所での安否不明者の捜索活動です。

隊員らはスコップや重機を使い土砂崩れで埋もれた家屋から住人の2人を発見したことなどの活動を振り返り、市長はねぎらいの言葉をかけていました。
土屋一希さん「転移搬送をしましたが、道路の亀裂とかに細心の注意を払って搬送しました。これから長い時間運ぶから一緒に気をつけて行きますねというような声かけを大事にしながら搬送させてもらいました。」
宮川俊久さん「現場まで道路が寸断されているそういう場所が多かったので、佐渡市の中でもそういう現場が増えると思います。やはり機動性のある車両や地元の消防団との連携も必要になってくると思います。そこの情報共有が重要になってくると思います。」
中野照之消防長「隊員の人選につきましては、東日本大震災年を経験してる隊員と若手隊員を数多く派遣させていただきました。帰任後の心的外傷ストレス等に配慮しながら、隊員の体調管理に努めていきたいと考えております。」

佐渡市は、1月23日から新潟市へ家屋被害の認定調査をするため、税務課の職員が派遣されていて、今後水道の応急復旧をするために石川県内には、上下水道課の職員が派遣される予定です。
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