若手起業家が中学生に職業講話

生徒たちの進路の選択肢を広げようと20代の若手起業家を講師に招き、このほど真野中学校と金井中学校で職業講話が開かれました。金井中学校では、2年生を対象に身近な問題を解決するアイデアを出し合うワークショップも開かれました。

若手起業家による職業講話は、進路の選択肢を広げる機会を設けようと、昨年度から佐渡市が主催し開催しています。
今回は、佐渡市と産業振興を目的に企業・創業支援に関する連携協定を結ぶ株式会社スナップ新潟の逸見覚代表取締役社長を講師兼進行役に迎え、パネルディスカッションが行われました。
パネリストは、島内にも事務所を構え、SNSなどを使ったプロモーションやEスポーツのチーム運営などに関わる株式会社Riparia(リペリア)の室田雅貴代表取締役と口腔ケアに関する株式会社デントエックスとWebの開発などを行う株式会社ラクウェブ2社の代表取締役を務める大塩優多さんの若手起業家2人です。

まず金井中学校が母校の逸見さんは、中学校時代は自身の原点だと話し、好きなことを仕事にする生き方や、選択肢が皆さんにはあると生徒へメッセージを贈りました。ディスカッションがスタートすると、ともに大学在籍中に起業した学生起業家でもあったパネリスト2人からは、会社の仕事内容や中学高校時代の過ごし方などが語られました。
室田さんは、中学時代は部活と勉強に打ち込んでいて、高校時代に出会った友達の影響で価値観が変わり好きなことで仕事がしたいと、勉強よりもパソコンを突き詰めた自身の学生時代を紹介しました。
また、大塩さんは高校に進学せず、工業系を学べる国立の5年制の学校、高等専門学校に進学して医療工学を学び、そこで歯学が発展していないと感じ、全国で最も虫歯が少ない新潟で創業したことを紹介しました。

その他にも、3人は、佐渡出身というのは島育ちと言う事だけでインパクトが大きい。佐渡から世界を目指せたら面白いし、挑戦しやすい環境だと思うと佐渡の環境はメリットだと話しました。
室田雅貴さん「ゲームを親から禁止されたりするかもしれないんですけど、そこが仕事につながるかも知れません。集中して自分が没頭するぐらいできる事っていうのは、本当に好きなことだと思うので、それがスポーツでもいいし勉強でもいいしゲームでもいいとは思うので、そういったところを自分の中の気づきとして持っていただけるといいのかなとは思います。」
大塩優多さん「どこでやるかじゃなくて、自分が何をしたいかが大事です。今は、自分が行いたいことを我々みたいに仕事にできるっていうすごくいい時代だと思うんですね。ぜひ皆さんも悩みに負けずに、自分のやりたいことは何なのかを探してみる機会になったらいいのかなと思いました。」

パレルディスカッションの後には、起業で大切だとするアイデアの見つけ方についてのワークショップが行われました。
逸見さんや若手起業家の2人からは、困りごとを解決するアイデアが仕事につながると教わり、人のアイデアは否定せずに一度受け入れ、あいづちを打つことなどが大切になってくるとアドバイスをもらい話し合いはスタート。
生徒たちは、家族の困りごとをあらかじめ調べ、そのテーマについてどうしたら解決できるのかなどとアドバイスを出し合います。

「洗濯物が多い」「食事のメニューを考えるのが大変」「ごみの分別がわからない」などが出され、解決方法として「アプリを開発する」「AIを活用する」など様々な意見が飛び交っていました。先輩たちからは「何かをやるのが大変ならば、その大変なことをしたくなるようなシステムを考えてみてはどうか」などと企業家らしいアドバイスが贈られていました。
この日は生徒たちにとって、自分の将来についてはもちろん、考える楽しさも感じることができた1日になったようです。
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