自然体験通し環境学ぶ 佐和田自然教室

佐和田地区公民館が主催する自然教室で、樹液を採取しメイプルシロップを作る体験が行われました。

佐和田地区公民館が主催する「わくわく自然教室」は、自然の中で様々な体験をすることで、地元佐渡に関する知識を深めたり、地球環境に対する関心を持つことを目的に開催されていて、昨年度は15組ほどの親子が参加しています。

先月19日は、佐和田地区青野の山中でメイプル樹液の採取が行われました。
あらかじめ設置しておいた装置からタンクに樹液がたまるようになっていて、この日は複数の木のタンクにたまった樹液を集めます。
メイプルは、カエデの木から1年のうちで早春の時期だけ採取が可能で、これまでの講座では、専門家と一緒に採取する樹木を選定したり、木の幹に小さな穴をあけ樹液採取のための装置の取り付けなどを行ってきました。
樹液の採取は複数回実施し、集めた樹液を煮つめるとメイプルシロップが完成します。
そして先月26日、採取した樹液を参加者が各自持ち帰り、煮詰めて完成したメイプルシロップを持ち寄り、試飲会が行われました。
それぞれ採取した木や煮詰め方で色や味が異なり、参加者は多くの発見を得られたようです。
また、この日は植物ケナフの茎を使って紙を作る体験も行われました。
ケナフは、この講座で苗を植えて育ててきたもので、茎を細かく刻み、煮て液状にしてから水ですくって平らにし、水分を吸い取って板状にします。
しっかり乾燥さてできた紙は、最後はしおりにして完成。
手間のかかる作業ですが、参加者は夢中になって取り組んでいました。
佐和田地区公民館が主催する「わくわく自然教室」は今年度も開催され、5月には登山教室が予定されています。

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