渡辺市長4月の市長選へ出馬正式表明

渡辺竜五佐渡市長は、今日の定例記者会見の中で来年4月実施の市長選挙へ出馬することを正式に表明しました。この島を元気にするため、挑戦していきたいと再選に向け改めて意欲を示しました。

渡辺竜五市長「市民の皆様の付託を受けなければいけないことではございますが、私自身は、しっかりとした政策の中で、この佐渡を元気にしていくという思いで市長選に向けて挑戦をさせてほしいと今考えておるところでございます。」
渡辺市長は、記者質問に答える形で、来年4月14日実施の佐渡市長選挙へ出馬することを正式に表明しました。
先般の議会や会見の際、二期目の出馬を問いただされていましたが、市民の声を聞きたいなどと再選に向けた名言は避けてきました。今日は、これまでの3年半も振り返りました。

難しいことも多かったが全力で取り組んできた。地域にあった市政や人口減少問題対策、安全安心な防災に強い島づくりなどに向け邁進したことを強調しました。
コロナ禍や物価高騰で、次々と打ってきた経済対策にも思いを馳せました。今年度に入り一歩踏み出せた健康寿命日本一に向けた施策や、自治体の中でも先行していた子育て支援もやりたかったこととします。
世界遺産登録を契機に既存の考えにとらわれない高付加価値な観光地づくりを目指すとした上で、地域、観光客の満足度向上を図る元気な島づくりに取り組みたいと、再選に向けた強い意欲をにじませました。

渡辺市長は令和2年4月、5人が立候補した市長選で前市長を僅差で破り初当選しました。
就任後は、議会との軋轢で一度は消えていた市役所新庁舎建設や塩漬けになっていた両津病院の移転新築を進めるなど、行政マンとしての調整能力を発揮。霞が関にも足繁く通い、全島の通信光化や国の直轄事業に採択された両津港の改築、耐震化などに成果をあげました。
時代の流れを読み、脱炭素先行地域への認定実現や、電気自動車による自動運転の実証試験にも積極的に取り組んでいます。

一方、昨年の大雪被害による長期停電で露呈した減災への備えや、職員とのコミュニケーションに課題を残すと見る向きもあります。佐渡空港の滑走路2000m化も遅々として進んでいません。
渡辺市長が正式に出馬を表明したことにより、今後は他の候補者が出るのか、来年の市長選に向けた動きが加速するものとみられます。

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