朝ドラモデル 牧野富太郎パネル展

羽茂地区の佐渡植物園で、朝の連続テレビ小説のモデルとなっている牧野富太郎を紹介するパネル展が開かれています。

パネルは、羽茂地区渡津神社の隣にある佐渡植物園の管理棟に展示されています。
牧野富太郎は、明治から昭和時代にかけて日本中の植物の採集、調査をしていた植物学者で、植物を採集するため佐渡を訪れたことがあります。

また、佐渡植物園の発展についての指導にも関わっていて、展示物には牧野博士と佐渡との関わりが記されたものが並んでいます。
この展示会は、牧野博士がNHK朝の連続テレビ小説のモデルとなって注目を集めているのを機に、およそ400種類の植物がある佐渡植物園を広く知ってもらいたいと、佐渡市教育委員会佐渡学センターが企画しました。
こちらは、鑑定に関して群を抜いて的確だったという牧野博士が、佐渡にある植物を何であるか調べた標本の写真です。
紹介されている植物の中には、植物園で実際に見ることができるものもあります。
中でも注目なのは、牧野博士によって発見された希少植物「ヤマトグサ」です。ヤマトグサは佐渡の山中に分布していて、牧野博士は全国の中で佐渡に一番多いかもしれないと評価したとされています。
このようにパネル展で牧野博士について知るとともに、関連した植物を鑑賞して楽しむことができます。
佐渡学センターの本間裕徳さんは、ドラマのモデルとなった牧野博士が佐渡植物園に関わっていたことを知ってもらうことをきっかけに、植物に興味を持ってもらえればと話していました。
佐渡植物園パネル展「佐渡の植物と牧野富太郎」は、9月10日まで佐渡植物園で開かれています。なお、園では展示に関する植物のほか、今が見頃のナツズイセンやサルスベリの可愛らしい花を見て楽しむこともできます。

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