小木の街を華やかに 時代彩るひな人形展示

歴史的な建造物が並ぶ小木地区で、江戸時代から現代までの雛人形を展示する「小木ひな人形祭り」が開かれています。  

小木ひな人形祭りは、小木地区に古くから伝わるひなまつりの風習を楽しんでほしいと、小木町商工会の観光部会と女性部が共同で主催しています。
13回目の今年は、商店や飲食店などおよそ30か所に江戸から現代まで、それぞれの時代を彩ったひな形が飾られ訪れる人を楽しませています。
小木町にあるマリンプラザ小木では小木保育園、小木幼稚園の園児が作った個性豊かなおひな様が並びます。

また、ござや茶店にあるのがおよそ300年前に作られたとされる高さ40cmほどの享保雛。能の面のような面長な顔で切れ長の目と細い指が特徴です。
隣には小さいサイズの可愛らしい独楽びなが飾られ、実際に回して遊ぶこともできます。
こちらの千代富屋では、レジの上におひな様が。買い物に来た人が穏やかな気持ちになってほしいと壁に設置された棚の中にきれいに置かれています。

小木町商工会女性部はそれぞれの施設や店の雛人形を見比べたり、時代によって異なるおひな様の表情を楽しんでもらいたいとしています。
日野尾 雅子さん「古いものから新しいものまで、おひな様をゆっくり眺めながら散策して、おいしいものもありますので、是非食べに来て歩いて古い町並みや小木の良さを楽しんでいただきたいと思います。」
小木ひな人形祭りは3月24日までで、期間中には雛人形の展示に合わせ様々なイベントも開催されます。

3月15日には、羽茂大蓮寺の住職による涅槃図巡りと近所の家にお呼ばれした子どもたちが小さな御膳を食べる「ひなさんまま」を体験できるイベントが開催予定です。
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