地震被害の直江津港 復旧作業始まる

1月1日に発生した能登半島地震で、被害を受けた直江津港の佐渡汽船ターミナル周辺について、新潟県は3月の航路再開に向け急ピッチで調査と工事を進めています。

能登半島地震の液状化現象によって、直江津港の佐渡汽船駐車場やカーフェリーの車の乗り入れ口周辺は、路面が陥没し最大で25cmほど地盤が沈みました。亀裂が至るところに走っており、被害は広範囲に見られます。
こうした状況から新潟県は、佐渡汽船ターミナルで工事に入る前の調査点検を今週から始めました。
1月30日は、建設事業者など作業員6人が陥没した場所のアスファルトを切断したり、ズレの大きさを測量して記録していました。

工事は主に佐渡汽船の駐車場3,000㎡と、船に車が乗り込むために待機する場所の路面600㎡で行われます。
被害があった周辺一帯のアスファルトを一度剝がし、土を入れ直して固めることで地盤を補強し、最後にアスファルトを打ち直します。
現在、小木直江津航路は、冬の運休期間に入っていますが、新潟県はカーフェリーの運行開始を予定している3月29日に間に合うよう、佐渡汽船と相談をしながら復旧工事を進めていきます。

玉井宣雄次長「完全な復旧ではないにしても、安全に車と人が乗り降りできるような状態にして、3月29日の再就航に間に合わせたい考えております。」
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