カーフェリーで火災想定した合同救助訓練

5月9日、海上保安署と消防、佐渡汽船が合同でカーフェリーの乗客を救助するための訓練を初めて行いました。  

訓練は両津港に到着したカーフェリーときわ丸で火災が発生し、船内に取り残された乗客を救助する想定で行われ、佐渡海上保安署、佐渡市消防本部、佐渡汽船の三者が合同で行い、この日は28人が参加しました。 
この合同訓練は、能登半島地震をきっかけに各関係機関の連携を図ろうと初めて実施されたものです。
はじめに地上から高さ15mほどのカーフェリー甲板上部にいる乗客役を屈折式はしご車で救助する訓練が行われました。
はしご車を使ったカーフェリーでの訓練は新潟県でも初の試みで、270キロまで積載可能なバケットに隊員2人が乗り込み、どの位置にはしごを配置すると安全に救出できるかなど丁寧に確認していました。
また、停泊中のカーフェリーに海上保安署の巡視艇が近づき、船の胴体横にあるドアから救助者役を助け出す訓練も行われました。
5月20日にも両津港に停泊するおけさ丸で同様の訓練を予定しています。また、地震で陸路が寸断された場合を想定し、海上保安と消防が合同で行う海上輸送訓練なども計画して有事に備えたいとしています。

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