国のサイクルルート指定に向け計画策定中

9月28日に開かれた新潟県議会一般質問で花角知事は、現在佐渡市で計画策定などが進められているナショナルサイクルルートの国による指定に向け、官民連携による協議会の立ち上げなど、県も支援していきたいと述べました。交流人口拡大施策の一つとして、自転車を通じたサイクルツーリズムの推進を提唱した中川隆一議員に答えました。

世界的に需要の高まる自転車を通じたサイクルツーリズムの推進に向け、国は一定水準を満たした道をナショナルサイクルートに指定し、インバウンド拡大などを狙っています。
県内では、すでに湯沢と魚沼地域で設定されたコースをナショナルサイクルートとして国に申請するため、湯沢町や南魚沼市などが連携して協議会を立ち上げ、環境整備などに取り組んでいます。
佐渡市でも現在協議会設立を目指し、自転車活用推進計画の策定を進めています。

ロングライドなどで使用されている佐渡一周線をルートに想定した上で、安全性や利便性を高めるために、国道や県道をどのように整備していくのか計画策定にあたり県と調整しているということです。
花角知事は、ロングライドなど大規模なサイクリングイベントが継続的に取り組まれていて、環境は整いつつあるとし、指定要件のひとつである官民連携による地元協議会の立ち上げなど、必要に応じてサポートしていきたいと述べました。
今年7月のプロサイクルロードレースチーム佐渡ゴールデンアイビスの設立も、指定に向けた好条件の一つです。

佐渡市によると、外国語を話せる選手によるガイドや、故障した自転車を運搬できるバスが導入されているなど、プロチームとして整備された環境が後押しになると見られています。
佐渡市では計画策定も終盤段階としていて、早ければ今年度中に官民による自転車活用推進協議会を立ち上げたいとしています。

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