出荷できない米を活用 佐渡をモチーフにしたカイロ

出荷できない米などを活用しようと佐渡をモチーフにした環境にやさしいカイロが製作されました。

こちらが佐渡産コシヒカリの玄米と米ぬかを使い製作された米ぬか玄米カイロです。一般的な使い捨てカイロとは違い、電子レンジで1分ほど温めて200回以上繰り返し使うことができます。
製作したのは、金井地区平清水の農家関根亜沙果さんです。15年前に佐渡に移住し、およそ8年農業を営む関根さんは、米を作るだけではなく米から出る副産物を生かしたものを作りたいと考えていた際に、米ぬかを活用したカイロに出会ったと言います。
カイロの柄は「米」「りんご」「おけさ柿」の3タイプで、佐渡をモチーフにした手ぬぐいを製作するみらい商店がデザインしました。

中にはサイズが小さくて出荷できなくなった玄米と米ぬかのほかに、野草研究家の菊池はるみさんが選んだリラックス効果のあるアテビとヤブニッケイの葉が入っています。
2月初めに東京都で開催されたイベントに出店した際、カイロを手に取った人から「触り心地が良い」「デザインが可愛らしい」など好評の声があったと言います。
関根さんは、佐渡の新しいお土産の一つとして米ぬか玄米カイロが多くの人に広まればと話します。デザインのかわいらしさだけではなく、人にも環境にも優しい米ぬか玄米カイロ。関根さんはカイロの製作を通して新しい農業の可能性を広げていました。

米ぬか玄米カイロは、佐渡汽船両津港ターミナルの土産物売り場や羽茂大崎の書店ニカラなどで販売されています。2月25日に佐和田地区の河原田本町会館で開催されるイベント「一粒万倍市」でも販売されるということです。皆さんもぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
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