健やかなまちづくりへ 市と民生委員が意見交換

健やかで思いやりのあふれるまちづくりを目指そうと、佐渡市と民生委員が意見を交わす佐渡市地域福祉計画、地域福祉活動計画推進懇談会が3月18日に開かれました。

懇談会には、佐渡市社会福祉課や社会福祉協議会の職員、民生委員や関連団体などから選出された8人の委員が参加しました。
会では来年度から5カ年にわたり行われる第4次佐渡市地域福祉計画と地域福祉活動計画について策定に向けた最終確認と意見交換が行われました。
これらの計画は、誰もが安心して自立した生活ができるようなまちづくりを目指そうと、理念や仕組みなどをつくる計画で、地域福祉の推進を目的としています。
第4次計画では、SDGsや地域共生社会の実現を目指した取り組みをより推進し、障がいなどの理由から1人で決めることが難しい人に変わり、契約や手続きのサポートを行う成年後見制度などの位置付けを明記し、地域の相談体制をより強化する方針です。
佐渡市は計画について、一般からパブリックコメントを募集した結果、民生委員の位置づけについて1件コメントがあったと発表しました。
これについて委員は、民生委員を行政として捉えるか地域として捉えるか明確にする必要がある。佐渡市にいる民生委員は現在217人で、地域全体をカバーすることが難しいため、地域の団体と連携して見守り活動を進めていくべきと意見を述べました。
佐渡市は、計画に地域連携などの言葉を加え、民生委員を地域として位置付ける方向で修正し、今後も企業などと連携して地域のネットワーク作りに励んでいきたいとしました。
意見交換の結果、第4次佐渡市地域福祉計画と地域福祉活動計画は承認され、来月以降市のホームページに掲載予定だということです。
また、この日同じく協議された第4次障がい者計画、第7期障がい福祉計画、第3期障がい児福祉計画についても同様に承認されました。
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