佐渡酒造協会が復興支援チャリティ上映会

能登半島地震の被災地を支援しようと、2月25日アミューズメント佐渡で佐渡酒造協会による映画のチャリティ上映会が開催されました。

この上映会は佐渡酒造協会が主催し、佐渡市教育委員会が共催したもので、映画の鑑賞料と募金箱によって集められたお金の全額が石川県酒造組合と公益財団法人北陸未来基金に寄付され、能登半島地震の被災地支援に充てられます。
上映会には88人が集まり、発起人である尾畑酒造の代表取締役社長平島健さんが上映会開催の経緯を説明しました。
平島 健代表取締役社長「11軒あるの能登の酒蔵のうち10軒がほぼ全半壊ということで、今年の酒造りはできないという状況を聞いた時に、たまたまこの「一献の系譜」という映画が、私の知っている方が作った映画で、この映画を上映して、チャリティをしている事をSNS上で知り、我々も同様のことができるかもしれないということで、この上映会に行き着いたということです。」

上映された「一献の系譜」は、東京の映画監督石井かほりさんが石川県の能登半島の杜氏を取材したオムニバスドキュメンタリー映画です。
能登半島を出身とする酒造りの技能集団「能登杜氏」。その中でも現在の吟醸酒の礎を築いたとされる有名杜氏4人。能登杜氏四天王を中心に酒造りの世界を追います。
平島 健代表取締役社長「能登の蔵元は厳しい状況だと思いますが、立ち直っていただいてまた酒造りを始めてほしいと思っています。新潟県も中越地震や中越沖地震で多くの蔵元が被災したことがありましたが、それでも地震を理由に廃業したところはなかったので、ぜひとも能登の酒蔵のみなさんも、何とか復活して酒造りをまた始めていただければと思ってます。」

逸見明正会長「能登のみなさんが、すぐに復興ができるかというと厳しいかもしれませんが、頑張って復興を目指してもらいたいと思います。」
この日は、映画を鑑賞せず募金のみを行った人もいたということで鑑賞料、募金の両方を合わせ総額で16万2,500円が集まったということです。
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