佐渡空港で航空機の火災を想定した訓練

9月20日、佐渡空港で航空機火災を想定した消火救難訓練が行われ、関係機関が連携を図りました。

この訓練には、空港を管理する新潟県のほか、佐渡市消防本部など44人が参加しました。
航空機が部品の故障によって胴体着陸し火災が発生。負傷者が1人いるという想定で行われました。
航空機に見立てた車両から、負傷者が素早く救出搬送されると、現場には次々と消防車が到着し懸命な消火活動が行われました。

佐渡空港では平成26年3月を最後に定期便は運行していませんが、県の防災ヘリや民間機などが現在も利用しています。
澁谷有子局長は、この訓練は、佐渡空港における航空機事故発生時の初動対応を確実に実施することを目的に行っているとし、関係者、関係機関と連携を図るという目標は概ね達成できたと述べました。また、トキエアの定期便就航に向けて、日頃から設備の点検や訓練を行っており、今後も空港を安心して利用できるよう取り組む考えを示しました。
県は、来年秋以降の受け入れを目指しているトキエアによるに定期便就航に向けて、滑走路とエプロンをつなぐ誘導路の拡幅や、待合室の増設などにおよそ3億6千万円の予算つけていて、これらの工事を10月中旬以降に始める予定だということです。

定期便就航の期待が高まる中、佐渡空港のよりいっそうの安全性が求められます。
来月には不審者侵入の対応訓練と、ハイジャック時の連携を確認する訓練が行われるということです。

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