佐渡教育コンソーシアム総会

高校生により良い学びの場を提供するため、島内の学校関係者や行政などで構成された佐渡教育コンソーシアムの総会が4月28日に行われ、今年度の活動について意見が交わされました。

佐渡教育コンソーシアムは、高校生を対象に地域の未来を担う人材の育成や、より良い学びの場を提供することを目的として、島内の学校や行政のほか大学関係者、各業界団体などが一体となって令和3年3月に設立された組織です。

4月28日に行われた総会には、渡辺竜五市長や小中高の校長会の代表など、オンライン参加も含めおよそ20人が出席しました。
昨年度の活動報告では、継続的な学校説明会により、今年度から羽茂高校で2人の島留学を受け入れていることや、高校生が佐渡市の市政に対し意見や提案をする高校生議会では、観光政策や商店街の活性化について議論するなど、生徒たちが活発に参加していたことが報告されました。
今年度の事業計画については、引き続き島留学に力を入れていくとし、羽茂高校で新たに4人の受け入れを目標に6月から説明会やオープンスクールを開催していく予定です。そのほか、島内にある企業の仕事紹介や起業家との意見交換会、働く上でどのような人材が求められているかを情報発信する就職相談会の開催を計画していることなどが話されました。
出席者からは、佐渡中等教育学校の生徒の保護者から島留学を受け入れる学校として含めてほしいという声が上がっていることが紹介されたほか、新潟大学の関係者からは、先月佐和田に開所した新潟大学佐渡サテライトを高校生が立ち寄れる拠点として発展させ、大学生と交流することで新しい学びができるフィールドになればよいという考えが述べられました。
決められた事業計画に基づき、今月は羽茂高校に市の職員が訪れ、佐渡市の環境課題や脱炭素について学ぶSDGs授業を開催し、そのほかの計画については、実施に向けて話し合いが進められます。

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