佐渡中等で社会人の話を聞く職業講話

11月30日、様々な分野で活躍する社会人の話を聞く授業が佐渡中等教育学校で開かれました。

「職業人と話そう」と題したこの取り組みは、生徒たちに将来の生き方やキャリアデザインについて考えてもらおうと、佐渡中等教育学校が毎年実施しているものです。
この日は、1年生から4年生までおよそ120人が参加しました。佐渡市役所職員や飲食店経営者など、異なる職種の5人が講師を務め各教室に分かれて、仕事の内容ややりがい、今の仕事をしようと思ったきっかけを話しました。
金井小学校で栄養教諭として働く磯貝知里さんは、管理栄養士は学校の他に病院やドラッグストアなど、資格を生かして働く場所が多いことを紹介。

また、栄養教諭の1日のスケジュールや、どんな学生生活を送っていたのかを説明し、学生時代に好きだったことが仕事選びにつながると伝えていました。
新潟リハビリテーション大学の講師で理学療法士の伊藤渉さんは、リハビリは怪我や病気をした人の夢を叶えるサポートができ、患者とコミュニケーションをとりながら、長い時間を共に過ごすことができると仕事へのやりがいを語りました。
生徒たちは社会人の先輩の話に刺激を受け、将来への思いを深めたようでした。

生徒「自分たちの思うような優秀って勉強がどれほどできるとか、その教科がどれだけ優れているとかそんなことだったんですけど、なんかお話を聞いて、これが好きだったから、自分は、これをどんどん極めていって、できなかったら、そこを補って行くみたいな感じのことを聞いて、すごく自分の好きなような行き方をする人ってかっこいいなって思いました。」
伊藤渉さん「生徒さんのお父さんお母さんや、おじいちゃんおばあちゃん、親戚の人たちに将来医療を施していく、その中の主役になっていくのが自分たちで、将来を担う立場なんだっていうことをちょっとでも感じてもらって、本当にこの中から主役になる人が現れて欲しいなっていうことを感じました。」
生徒たちはメモを取りながら、真剣な表情で講師の話に耳を傾け、有意義な時間を過ごしたようでした。
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