おもてなし力向上目指し研修会

10月16日、島内のおもてなし力向上を目指した研修会が市役所本庁で行われました。

佐渡市は、佐渡の金山の世界遺産登録が期待される中、観光客をおもてなしする力を向上させるため、日本航空と令和3年10月に人材教育に関する協定を締結しています。
今回、先任客室乗務員である髙木麻衣子さんを講師に招き、おもてなしリーダーの育成を目的に全3回の講習が行われます。
10月16日は、今年度第一回の講習が行われ、接遇マナーの基本として身だしなみの整え方や、言葉の選び方、相手の魅力を引き出す話し方など、実技を交えながら学びました。

これまでも市の職員や観光施設の職員を対象とした講習は行われてきましたが、今回は、初めて商店などで働く人にもすそ野を広げて開催しました。
佐渡市は他の自治体の例として、世界遺産登録をした直後は観光客が増加したものの、ブームが落ち着くと、世界遺産登録前よりも、観光客が減ってしまったということがあるため、宿泊施設や観光施設だけでなく商店やガソリンスタンドなど、島全体でのおもてなし力向上が重要であるとしています。
受講者は、普段接客する中で感じた疑問を質問したり実技を通して、自らのマナーを確認したりしながら、おもてなし力を改めて見直しているようでした。

受講者「おもてなしと言うのは、何か特別なことをしようと意気込むのではなくて、相手をひたすらに思う心なのだということがよく分かり、大変有意義な時間でございました。ありがとうございました。今は、日本の方だけでなく海外からも、たくさんの方が佐渡にいらっしゃっておりまして、佐渡に来てよかったなって思っていただけるようにナチュラルでフレンドリーなおもてなしをしていきたいと思っております。」
髙木麻衣子さん「昨年度、生まれて初めて佐渡を訪れたんですけれども、本当に来るたびに自然の美しさですとか、歴史とか文化の素晴らしさに本当に感動をしております。佐渡の皆様は、本当にお客様などに対して歓迎する気持ちをすごくしっかりと思っていらっしゃいますので、今日お伝えした目線合わせですとか、表情とか立ち居振る舞い、そういったことを意識していただくことでその気持ちがもっとお客様に伝わるのではないかなと考えております。」
受講者は全3回の講習を受講すると「おもてなしリーダー」に認定され、職場や身の回りでのおもてなし力向上のためリーダー的役割が期待されます。
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