ペット防災をテーマに動物愛護フェス

9月20日から始まる動物愛護週間を前に9月16日、おんでこドームで佐渡動物愛護フェスティバルが開催されました。

佐渡動物愛護フェスティバルは、動物との絆を深め、適正な飼育について理解してもらおうと動物愛護協会佐渡支部が主催し、毎年動物愛護週間に合わせて開催しています。
昨年は、動物愛護に関する掲示のみでの開催でしたが、今年は4年ぶりに通常開催となり、会場には家族連れやペット愛好家などが訪れました。
今年のテーマは「ペット防災」。全国的に多発する水害や、昨年佐渡で発生した大雪被害などを受け、いざという時にペットとともに避難できるよう備えてほしいと企画されました。

特別企画として開催されたペットと学ぶ防災教室では、佐渡市が導入を目指しているペットの避難所開設に使用するスターターキットの利用方法が実践を交え紹介されました。
スターターキットは、ペットと共に避難してきた飼い主たちがペットの避難所をスムーズに開設するためのもので、開設の手順が記された指示カードや、ペットの世話に必要な道具一式がコンテナに収められています。
佐渡市では、来年度に市役所本庁や支所など規模の大きな避難所にスターターキットの整備を目指していて、来場者もいざという時に備え真剣に説明に耳を傾けていました。

来場者「災害時には家族の一員の犬を置いてくわけにはいかないので、とにかく一緒に避難することを常日頃から考えています。ペットを飼ってる人は、避難所でのペットとの過ごし方を心配しているので、ぜひこのような講演をいろんなところでしていただきたいです。」
佐渡動物愛護協会 弦巻恭太さん「ペットを連れて避難所に来た時、どのように動いたらいいかという実演をしましたが、飼い主さん自身が飼われているペットに必要なもの、どんな性格の子なのか、それは飼い主さんしかわからないので、災害時に備えて準備をしておいてほしいと思います。まずは、どんなものが必要になるのかを考えるきっかけになれば良いと思います。」
フェスティバルでは、獣医師によるペットの応急処置に関する講話もあり、来場者は体調が悪い時の確認方法や、大きさ別に心臓マッサージのやり方などについても学びました。
11月には、環境省のペット同行避難訓練で、アドバイザーを務めている獣医師を講師に招いたペット防災セミナーがアミューズメント佐渡で開催されます。興味のある方は、是非参加してみてはいかがでしょうか。

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