高校生がインタビュアー 記事まとめた本発刊

佐渡総合高校の現2年生が、佐渡で働く人をインタビューし、記事にした書籍が完成しました。

書籍「あなたと出会った佐渡」は、佐渡総合高校の現2年生が1年生時に、自らの将来を描く科目の1年間の集大成として制作したもので、佐渡で働く人95人分の人生観や仕事観をインタビューした記事が掲載されています。

この取り組みでは、自身の生き方や職業感などを育てる目的で、身近な大人や憧れの職業人を生徒自ら調べアプローチして訪問しました。
事前学習としてインタビューの仕方や写真の撮り方などを学び、本番のインタビューに臨みました。
生徒の一人、細木彩華さんは、自身の目指す理学療法士にインタビューしたいと佐渡総合病院に電話し訪問したそうです。
一方、本間大雅さんは渡辺竜五佐渡市長を訪問。
市長にオファーをした理由は、自身が佐渡に貢献したいと考えていて、どうすれば良いのかインタビューしたいと思ったからだそうです。
インタビューの中で心に残ったのは、「棚田にトキがいる風景の中で、子供たちが元気に佐渡で誇りを持って暮らせるようなそんな島にしたい。」渡辺市長のこんな想いだったそうです。
生徒たちは、それぞれが様々な職業人へのインタビューを通して、多くの学びを得たようです。
そして、5月9日には本間大雅さんが佐渡市長のもとを訪れ、完成した書籍を手渡しました。
受け取った渡辺竜五市長は、「今は観光でも移住でも人にフォーカスを当てることが多い、このような取り組みは素晴らしい。」と喜びながら完成した書籍を眺めていました。
佐渡総合高校の現2年生が製作した書籍「あなたと出会った佐渡」は、公益財団法人日本財団の助成を受け、一般社団法人3710Lab(みなとらぼ)の協力で今年4月に完成、島内の書店や3710Labのホームページで購入できるほか、島内の図書館に寄贈予定だということです。

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