農家支援含む補正予算可決

佐渡市議会12月定例会が12月22日最終日を迎え、猛暑の影響で収入が減少した農家に対する支援などを盛り込んだ補正予算などが可決されました。

12月議会最終日のこの日は、まず令和4年度の一般会計決算に対する審査報告が行われました。
審査した総務常任委員会では認定すべきとしましたが、それに対し中川直美議員が令和4年度に制定された「子どもが元気な佐渡島条例」への取り組みが不十分だったこと。また、不適正な事務処理が指摘された佐渡観光交流機構の事業成果が曖昧として決算認定に反対意見を述べました。
それを受けて起立採決が行われ、賛成多数で令和4年度一般会計決算は認定されました。

続いて、猛暑や渇水が招いた品質低下などにより販売額が減少した農家に対する支援を盛り込んだ総額545億1,400万円余りの令和5年度佐渡市一般会計補正予算を全会一致で可決しました。
経営面積に応じ、農業資材などの価格高騰分の一部を支援する経費としておよそ1億6,400万円を計上しています。
補正予算には、低所得者以外の世帯に対する商品券を支給する経費9,200万円もつけられました。

また、この日は前文化庁長官で佐渡市出身の宮田亮平さんを、名誉市民に推薦する議案も上程され承認されました。
蝋型鋳金作家の宮田さんは、イルカをモチーフにした作品で数々の美術展に出品し、内閣総理大臣賞など栄えあるいくつもの賞を受賞しています。
宮田さんは東京芸術大学学長に就任したのち、第22代文化庁長官として日本の文化振興に寄与しました。

佐渡市議会12月定例会は、人事案件を含む25議案を可決し閉会しました。
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