警察犬 嘱託書交付式

12月6日、佐渡警察署で新潟県警の嘱託警察犬の嘱託書交付式が行われました。

今回嘱託書の交付を受けたのは、オスのシェパード犬、アスティー・フォン・ノルトリッター号9歳の飼い主で、小木町に住む金子啓次さんと指導を担当する訓練師の山本絵理子さんです。
嘱託警察犬とは、民間で飼育・訓練されている警察犬で、警察からの要請を受け事件の捜査や行方不明者の捜索などに協力します。
宿根木・はんぎりの看板犬としても知られるアスティー君は、兄弟が警察犬だったことや意欲的な性格で警察犬に向いていると薦められたことから訓練を受けるようになったと言います。

平成29年初めて警察犬に合格し、これまで行方不明者の捜索などに6件、広報活動などに7件出動しました。
今年も、10月に新潟市で実施された審査会に合格し、7年連続で嘱託警察犬を務めることになったアスティー君。審査会に向け春夏およそ2ヶ月間、指導者の山本さんと訓練に励み、本番に臨んだと言います。
山本絵理子さん「健康が整ってないとお仕事ができないので、訓練は、適正な体重に落とすところから始めました。いろいろな環境でもにおいを嗅ぎ分けられるように、草丈の高いところだったり、雨の後だったり、環境や状況を変えながら練習をしていました。アスティーの健康を第一に考えながら、些細な反応をこちらが見落とさないように、しっかりとコミュニケーションを取っていきたいと思います。」

金子啓次さん「トレーナーの山本さんに一任していますがありがたいですね。何かあった時にちょっとでもお役に立てればいいと思ってます。みなさんに愛される犬であってほしいと思ってます。」
新潟県警には現在、直轄の警察犬が3頭、民間の嘱託警察犬が9頭いますが、佐渡には直轄の警察犬はおらず、嘱託警察犬もアスティー君が唯一とあって警察関係者の大きな力になっています。
鈴木忠誠署長「行方不明者や犯人を探すという重責を担う警察犬として頼りにしています。優しい顔をしてますが頼もしさもありますので、これからも期待をしていきたいと思ってます。」

アスティー君の任期は、来年12月1日までで、期間中は様々な捜査や広報活動に協力します。
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