補助犬について理解深める出前塾

2月13日、八幡小学校の3年生が福祉教育授業の出前塾を通して、聴覚障がいの当事者から話を聞き補助犬などへの理解を深めました。

この講義は、佐渡市社会福祉協議会により障がいへの理解を深めることを目的に実施されているもので、この日は聴覚障がいの当事者である駒野敏秋さんが聴導犬のひめちゃんとともに八幡小学校を訪れました。
参加した八幡小学校の3年生は、先週も駒野さんの講義を受けていて、今回は、はじめに学習を振り返り、耳が聞こえない人の生活での困りごとやその解決方法を話し合いました。
続いて駒野さんは介助犬、盲導犬、聴導犬といった補助犬について紹介しました。

日本とアメリカの補助犬の数を比較し、日本にいる補助犬がアメリカと比べて遥かに少ないことを駒野さんが説明すると、子どもたちは、日本の補助犬の少なさに驚いていました。
また、補助犬一頭を育てるのにおよそ400万円かかると聞くと、子どもたちは驚きの声をあげ、補助犬の募金活動などを見かけたら可能な限り、協力してあげてほしいという駒野さんの呼びかけを真剣に聞いていました。
その後子どもたちは「補助犬についてどうやって知ってもらうか」と「自分たちにできること」について話し合い、ポスターの作成や募金の呼びかけ、SNSを通じた発信などを提案していました。

最後に駒野さんは講義を振り返り、手話に関する仕事や補助犬を育てる仕事などを将来の夢に加えてほしい。また、耳が聞こえない人などに出会ったら今回の講義を思い出して、お互いに良い思い出になるようにしてほしいなどと呼びかけていました。
八幡小学校の3年生は、学習を生かし今後も補助犬についての情報発信などに取り組んでいきたいとしています。
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