小学校教員ジオパーク教材の活用研修

今年3月に作成された小学校高学年向けのジオパークが学べる教材を授業の中で活用してもらおうと小学校の教員を対象にした研修会が行われました。

7月12日、両津小学校で行われた研修会は、小学校高学年向けに作成された教材「よくわかる佐渡ジオパーク」を授業の中で活用してもらおうと開かれたもので、はじめに小学校5年生に向けて行われたジオパークの授業を見学しました。
この教材は、今年3月に佐渡ジオパーク推進協議会が作成したもので、小学生向けのジオパークを学ぶ教材はこれまでなく、今回キャラクターを描いたり、難しい言葉や専門用語を使うのを避けたりと分かりやすく編集されています。

研修会の講師は佐渡市教育委員会ジオパーク推進室の相田満久さんが務め、はじめに小学校5年生に向けて行われたジオパークの授業を見学しました。
授業は、両津小学校から見える加茂湖を題材にした内容で、加茂湖がどのようにしてできたかや、生息する生き物の移り変わりなどが説明され、教員たちはメモをとるなどして真剣な様子で見ていました。
授業が終わった後は、教員たちで話し合う場が設けられ、子どもたちにジオパークについて教えるための指導計画を作成しました。
教員らは本を活用しながら、それぞれの地域のジオパークを学べるよう、工夫を凝らした指導計画を作り発表しました。
佐渡市教育委員会によりますと、小学校低学年向けのジオパークを学べる本の作成も行われていて、ことし10月に完成する予定だということです。

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