業務中に関係ないサイト閲覧 佐渡市職員懲戒処分

佐渡市は9月1日、公用パソコンで業務に関係ないインターネットサイトの閲覧をしたとして、企画部副部長級を始め3人を懲戒処分としました。

佐渡市によると、今年度始め内部通報により、勤務時間中に公用パソコンで業務に関係のないインターネットサイトを閲覧している職員を確認。
昨年7月から今年6月までの1年間、パソコンを使用権限を持つ1,000人を超す職員を対象にインターネットの使用状況の調査を行い、不適切な使用を行っていたの3人の職員を懲戒処分にしました。
閲覧時間が580時間と一番長かった企画部の50代副部長級職員を停職1か月の処分とし、課長補佐級に降任させました。
次いで410時間閲覧していた羽茂支所の50代主任級職員を5か月間10分の1減給処分にしました。
また、340時間見ていた相川支所の50代係長級職員も4か月間10分の1の減給にしました。
佐渡市では他の市の事例も参考に、年間200時間以上閲覧していた職員を懲戒対象にしましたが、30時間以上見ていた職員も他に8人いて、11人全員に不適切な使用を行っていた時間分の給料を自主返納するよう促すとしています。
今回の処分について渡辺市長は「職務専念義務を遵守すべき公務員としてあるまじき行為であり、市民の皆様の信用を著しく損なう結果になりましたことを心よりお詫び申し上げます。今後も定期的にインターネット使用状況を監視し再発防止とともに、市民の皆様からの信頼回復に向けて取り組んでまいります。」とコメントしています。
懲戒処分を発表した議員全員協議会では、今から14年前に不適切なパソコン使用により、処分を受けた職員の当時上司であった渡辺市長も監督責任を問われたと語り、2度に渡った不正使用に忸怩たる思いをにじませていました。

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