市長・市議会議員選挙 立候補予定者説明会

任期満了に伴い、今年4月に行われる佐渡市長総選挙、及び佐渡市議会議員選挙への立候補予定者説明会が2月16日開かれ、市長選には現職の陣営のみが出席しました。また、市議選には定数21から4人超過の25陣営が出席しました。

金井コミュニティセンターで行われた立候補予定者説明会では、新潟地方法務局佐渡支局から選挙供託について。佐渡警察署から選挙運動用自動車に取り付ける看板などの許可申請について。また、郵便局から選挙運動用通常はがきの入手方法や使い方について説明がありました。
そのほか、選挙管理委員会から立候補の届け出や選挙運動に伴う注意事項が説明され、出席した各陣営は、メモを取るなどしながら真剣に聞き入っていました。
市長選については、現時点で2期目を目指す現職の渡辺竜五さんしか正式な表明はなく、地元紙では初の無投票が現実味を帯びてきたと報じられています。

先月中に出馬会見が開かれるのではとの憶測も流れた有力候補も、本人は意欲を示していたものの、親族の反対や支援者の離脱が相次ぎ、出馬の可能性は極めて低くなっています。
そのほか、元議長などが対抗馬擁立を働きかけたり、元副市長や12年前に立候補した人物が出馬を模索する動きがありましたが、関係者や地域の人たちからの協力が得られず、断念した経緯があります。
今日の説明会にも、渡辺さん一陣営しか出席せず、無投票の公算も大きくなる一方、選挙戦を求める声も消えていません。

就任当初は、新型コロナ対策に追われた渡辺市長ですが、市議会与党を味方につけ、安定した市政運営を実施してきた強みも他陣営の立候補を断念させる理由になったかもしれません。
21人が定数の市議選については、現時点で25人から26人程度の出馬が見込まれています。
16人が立候補すると予想される現職は、金井地区の2人が出馬を取りやめ、共産党は現職が退き新人を擁立しました。

そのほか、前職が1人、新人が連合から支援を受けている2人を含む最大で8から9人の出馬が予想されます。
地区別で見ると、両津地区で現職が2人、新人が5人。相川地区では現職が2人、新人が1人。佐和田地区は現職が3人ですが、今日の説明会には1人姿を見せず不出馬の可能性が高まっています。
金井地区では、現職が2人、新人が1人。新穂地区と畑野地区では現職がそれぞれ1人。真野地区では現職が2人、前職が1人となっています。

小木地区では現職が1人。羽茂地区では現職が2人。赤泊地区では現職が1人、新人1人が出馬の構えです。
4月14日の投開票まで2ヶ月を切っていますが、市長選が無投票になると市議選の投票率低下が懸念されます。投票率自体も前回が市長選、市議選ともおよそ71%と過去最低となっていて、市民による選挙への関心低下が危惧されています。
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