安全安心なまちづくりへNGT48メンバーも

9月30日、佐渡市犯罪のない安全で安心なまちづくり市民大会がおんでこドームで開かれ、新潟市を拠点に活動するNGT48のメンバーが、1日警察署長らに任命され、交通安全や防犯意識向上などを呼びかけました。

これは市民の安全で安心なまちづくりへの関心や理解を深めるため、佐渡市安全安心まちづくり協会などが2年に1度開催しているもので、先月末まで行われていた秋の全国交通安全運動の最終日に実施されました。  
この日は、新潟市を拠点に活動をするNGT48のメンバー本間日陽さんと清司麗菜さんが参加し、本間さんが1日警察署長に清司さんが交通安全大使に任命されました。
そして今回、秋の全国交通安全運動の重点項目の一つである飲酒運転の根絶を訴えるため、 2人は飲酒状態を体験できるゴーグルをかけ、その危険性を体感しました。 

清司麗菜さん「初めての視界だったんですけど、本当に真っすぐ歩いているつもりが全然本間日陽署長の方に向かって行けないっていう感じで、それほど お酒飲んだ状態は 自分の意思がちゃんと体に通じない危ない状態なんだなってすごく感じました。」
本間日陽さん「清司大使の姿が全く見えなくてすごくそれに驚きました。やっぱり危険なものなんだなということを改めて実感しました。」
佐渡警察署によると、今年に入り佐渡市内での人身事故件数は10月1日現在で昨年の同時期より11件多い28件。死者数は1名でその過半数以上の加害者が高齢者になっています。

佐渡警察署では、新型コロナが収束したことで人の動きが活発になっていることなどを理由に挙げ、夕暮れ時の運転ででは早めライトの点灯や歩行者に反射材などの着用を呼びかけています。
本間日陽さん「実際に私たちがゴーグルをつけて歩いてみたんですけど、全然周りが見えなくて、それにびっくりしました。飲酒運転となるとさらに意識がもうろうとすると思うので、本当に気を付けてもらいたいなと思いますし、私たち自身も夜の道を歩くときは、反射材つけてしっかり気を付けて歩きたいと思います。 」
さらに自転車のヘルメットの着用率が、都道府県別で新潟県が全国ワースト1位となっていることも取り上げ、自転車の安全使用も呼びかけました。

さらにこの日は、警察署員によって還付金詐欺やパソコンのウイルス駆除で金銭を騙し取るなどの特殊詐欺被害防止の寸劇なども披露されました。 島内では今年に入り3件の特殊詐欺が確認されていて、被害総額は755万円に上ります。
寸劇ではインターネットなどを介し、高齢者以外に若者も被害にあっている実情などが紹介され、何かあった場合には近くの親族や、知人、警察に相談するなど一人で悩まないで欲しいと呼びかけました。寸劇の感想を求められたNGTの2人も、日常の中で起こりうる危険性を改めて感じたようです。
清司麗菜さん「身近にあるものが実は詐欺に繋がってるかもしれないっていう危機感を持ってこれから生活していくことが大事だなって思ったし、今日学んだことを家族にも持ち帰って伝えたいなってすごく思いました。」

そのほか、防犯活動や青少年の見守り活動を長年実施している人に贈られる防犯功労者表彰も行われ、8人に渡辺竜五佐渡市長から感謝状が手渡されました。
また、NGT48の2人から来場者に反射材などのグッズが手渡されました。
なお 10月1日から10月末までは「ひろげよう 長寿社会へ 無事故の輪」をスローガンに掲げた高齢者交通事故防止運動が実施されます。

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