交通事故防止を呼びかける運転者講習会

12月20日、金井コミュニティセンターで交通事故防止を呼びかける運転者講習会が開催されました。

この講習会は、佐渡地区交通安全協会金井支会が、冬の交通事故防止運動に合わせて開催したものでおよそ70人が参加しました。
講師には、警察署交通課の富澤保和課長が招かれ講演が行われました。富澤課長は、どんな事故が多いか警察が分析して原因を探っても、ハンドルを握るのは市民なので、一人ひとりが充分に注意してほしいとしました。
また、横断歩道を渡りたい歩行者がいた時、車を停車して歩行者に渡ってもらうのは、マナーではなくルールであると説明し、全国最下位となった新潟県の歩行者のいる信号機のない横断歩道での車の一時停止率の改善を呼びかけました。

続いて高齢者などへ向けた注意喚起として、50歳を過ぎると運転において重要な反応速度が若い頃よりも遅くなることを説明し、そのような体の変化を自覚した上で運転をしてほしいと呼びかけました。
また、交通に関わる法律は変わっていくものなので、免許更新時などに渡される冊子なので、最新の交通ルールを確認してほしいとしました。
講習の後半では、島内でも被害件数が増えている特殊詐欺被害について注意を呼びかけました。佐渡警察署によると、島内で発生した特殊詐欺被害は、今年1月から11月末までで5件で被害合計額は、およそ1,029万円となり島内では初めて被害額が1,000万円を超えました。

講習では、特殊詐欺の手口は巧妙になり続けているとして、運転も特殊詐欺被害も、自分は、大丈夫と思っていることが一番危険だとし、疑いを持ってかかることを呼びかけていました。
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