佐渡市議会12月定例会 一般質問三日目

佐渡市議会12月定例会 一般質問三日目が12月13日に行われ、4人の議員が質問に立ちました。

午前に質問に立った中川直美議員は、佐渡観光交流機構の不適正事務について、渡辺竜五市長に総括を求めました。
渡辺市長は「監査からの指摘以降は必要な見直しを進めていて、令和5年度以降は適切な対応ができているものと考えている。議論の中で、過去の事務執行についても調査・総括が必要だという意見をいただいているので、佐渡観光交流機構設立からの監査をしっかりと行っていきたい」と述べました。
また、中川議員は、佐渡汽船中古カーフェリーこがね丸について、過去に市長が「こがね丸の冬期運行は必要」と発言していたが、カーフェリーの便数を減らし、ジェットフォイルの便数を増やす対応に変わったのはなぜかと問いました。

これに対し佐渡市は「ジェットフォイルとこがね丸の運行基準がほぼ同じであり、現段階では、ジェットフォイルの方が島民の利便性向上につながると判断した。こがね丸は、カーフェリー1隻体制時に船が故障した際の代替船として扱い、物流の安定を今後も維持していきたい」としました。
午後に質問に立った佐藤孝議員も、佐渡観光交流機構のあり方について言及し、本来のDMOの姿を取り戻すため、関係団体との連携を密にすべきと訴えました。
また、東日本大震災の被害から地域を立て直した気仙沼DMOの事例を挙げ、佐渡の金山の世界遺産登録に向け、組織自体の改革を早急にすべきと市に対応を求めました。

渡辺市長は、観光交流機構の方向性については「地域づくりを行うチーム」「観光戦略チーム」「観光案内チーム」の3つのチームを軸に協議し、外部からの意見も踏まえ地域力を生かしたおもてなしができる組織にしていきたいとしました。
今日はこのほか、後藤勇典議員が不登校や引きこもりの対応策や世界遺産登録に向けた受け入れ体制の整備状況について質しました。
中村良夫議員は、補聴器購入費助成額の拡充や就学支援制度の充実について質しました。

一般質問四日目の12月14日は、新井眞理議員、稲辺茂樹議員が質問に立ちます。
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