人・トキの共生の島づくり協議会 総会

12月5日「人・トキの共生の島づくり協議会」の総会が開かれました。

今年度2回目の人・トキの共生の島づくり協議会総会には、会長で潟上水辺の会代表、世話人でもある板垣 徹さんをはじめ、環境省や新潟県、佐渡市、NPO法人などからおよそ30人が参加しました。
この日は初めに、11月21日に行われた生育環境整備部会と観光普及啓発部会の報告が行われました。
報告の後にはそれをもとに、次回以降の放鳥場所とその方法、トキの観光への活用方法、生育環境の整え方などについて話し合われました。

放鳥については、エリアの拡大について話し合われたほか、来年6月に予定されている放鳥がちょうど30回目になるため、記念になるような放鳥にしたいと意見が出されました。
その中で長岡市もトキの放鳥に興味を示していると報告され、次回の放鳥には長岡市の子どもたちも参加させてはどうかなどの意見も出されました。
それを受け長岡市に限らず島外とトキを通じて交流していきたいと考えが述べられました。

また、トキの生息環境については、営巣林を作るための防虫処理について、従来のものより安価なドローンを使った防虫処理が紹介され、現在その技術的なガイドラインを作成中であると報告されました。
そのほか、本州での放鳥に向け生息環境を整えるノウハウの伝え方や、本州へ輸送するトキのストレスについて、トキを観光に利用する方法についてなど意見が交換されました。
次回の「人・トキ共生の島づくり協議会」は、来年の夏頃を予定しています。
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