ジュニア学芸員講座 金銀山への学び深める

子どもたちに学芸員の仕事に触れてもらい、伝える力などを養ってもらおうと開催されているジュニア学芸員講座で子どもたちが佐渡金銀山への学びを深めました。

佐渡市教育委員会佐渡学センターが主催するこの講座は、子どもたちに博物館学芸員の仕事を通して佐渡の魅力を知り、自ら調べて伝える力を養ってもらうことを目的に開催されています。
講座では、佐渡の文化の体験や博物館見学など年間6回の開催が予定されていて、今年は、小学1、2年生を中心とした12人が参加しています。
この日は、今年4回目の開催となる「金山絵巻のひみつをさぐろう」と題された回で、子どもたちは、レプリカの佐渡金銀山絵巻を間近で観察し、そこから読み取れる当時の様子などを教わりました。

子どもたちは、世界遺産推進課の担当者と絵巻を観察しながら、絵巻内の道具や作業の様子などから、当時の技術や手法が読み取れることをクイズなどを通じて教わりました。
また、絵巻の中に裸足の人、草履を履いている人がいる一方で、火を焚いている場所では、地面が熱くなるため高い下駄を履いていることを教わり、絵巻を見ると作業内容ごとにどんな服装をしていたのかも読み取れると教わりました。
佐渡市教育委員会 相羽理恵さん「楽しいというところから入って、佐渡の隠れた魅力とかたくさんの宝物に気づき、その調べ方や伝え方を学んでいただければということで開催しております。子どもたちの新鮮な驚きに、見ているこちらも勉強になりました。」
子どもたちは、資料をじっくりと見る時間を通して佐渡の金銀山への学びを深めた様子でした。また、次回の講座は、「木の実や草で遊ぼう」をテーマに開催される予定です。

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