サドガエルを救え!引っ越し大作戦

絶滅危惧種のサドガエルをほ場整備工事が行われる場所から救出する❝サドガエル引っ越し大作戦❞が5月6日に行われました。

島内のとあるほ場で行われた❝佐渡ガエル引っ越し大作戦❞は、絶滅危惧種で佐渡の固有種でもあるサドガエルの一大生息地で行われる区画整備事業に合わせ、サドガエルなどの生き物を守るため事業を行う新潟県が実施したものです。
作戦には県や工事関係者のほか地域の親子など総勢70人ほどが参加し、およそ9haの圃場でサドガエルをはじめとした田んぼに生息する生きものを探します。
サドガエルはツチガエルの仲間で、水田や池など流れの無い水辺に生息していて、背中のイボと黄色いお腹が特徴。オタマジャクシのまま越冬すると言われています。
捜索範囲のほ場はここ数日の晴れまで乾燥していて、湿地を好むサドガエルを見つけるのは難しく、参加者も網を手に水路の周辺をくまなく探しますが、なかなか発見には至りません。
しかし、ついに1匹目のサドガエルを発見!
その後も捜索続けること2時間。ほかの参加者も捜索のコツをつかみ、次々とサドガエルを発見。最終的に35匹のサドガエルの捕獲に成功しました。
捕獲されたサドガエルは、新潟大学による雌雄の判別や体長・体重の測定などが行われたのち、その日のうちにほかの捕獲された生きものと共に工事区域外の田んぼに放たれ、無事に引っ越しが完了したということです。
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