ウエルシア薬局の移動販売きょうから

ウエルシア薬局による島内での移動販売車の運行がきょう10月20日に開始され、ウエルシア薬局佐渡佐和田店で出発式が行われました。

この日の出発式には渡辺竜五佐渡市長をはじめ、ウエルシア薬局株式会社中日本支社長など関係者らが参加しました。
佐渡市と連携協定を結ぶウエルシア薬局が、このほど運行を開始する移動販売車「うえたん号」は、軽トラックに商品の陳列棚を取り付けたもので、冷蔵・冷凍を含む食料品や日用品など、およそ450種類900点の商品を店頭と同じ価格で購入することができます。
また、車の後方には、佐渡佐和田店の薬剤師などとオンラインで会話ができるモニターを備えていて、通常移動販売が行えない第1類医薬品なども、モニターを介して利用者が説明を受けることで購入することができます。

運行ルートは、南部を中心にスーパーやコンビニが遠く、買い物が困難とされる地域を佐渡市が選定し、平日の5日間、45ヶ所で販売を行います。
ウエルシア薬局株式会社が移動販売車を導入するのは新潟県内では初めてで、離島での導入は全国でも初めてです。
渡辺竜五市長「移動動販売につきましては、高齢化社会迎えて大きな課題でございます。大手企業さんが、こうやって一歩踏み込んでくれたことに感謝申し上げます。この移動販売ですが、実は健康のチェックや医薬品の販売も可能であったりして、高齢化社会による地域医療というところでも大きな役割を果たしていただけると思います。また、人が集まるということで、コミュニティも作っていけるだろうと思っていて、新しいタイプの移動販売として大いに期待しているところです。」

星晶博地域包括推進部長「日頃店舗に来られていないお客様はもうもちろんですが、今まで来られていたお客様が、今後来られなくなった時に、我々から地域に出向いていく取り組みをすることで、地域に安心して住み続けて頂けるようにすることを目的に、佐渡市で新潟県初の移動販売を進めててまいります。地域住民の皆さまが常に安心して暮らすために、この車には店舗の薬剤師などとオンライン相談が出来る仕組みを搭載しているところが一番の特徴です。」
出発式の後は、小木堂釜や井坪などで最初の販売が行われ、住民らが食料品などを買い求めていました。
利用者「商品がいっぱいあってありがたいです。どこにも行けないので助かります。」

利用者「結構品揃えはあると思います。」
移動販売車の1か所の停留時間は15分ほどで、店舗と同様に現金やクレジットカード、電子マネー決済などが利用できるほか、公共料金や電気、電話料金などの支払いも行うことができます。
11月末には、販売車を新たに1台導入し、両津地区でも運行が開始されます。

運行スケジュールなどは、新聞の折り込みチラシや回覧板などのほか、佐渡市のホームページでも確認することができるということです。

佐渡市HP
https://www.city.sado.niigata.jp/uploaded/attachment/40849.pdf
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