市長会見 物価高対策引き続き実施へ

渡辺竜五佐渡市長は、6月2日開かれた定例記者会見で、6月9日から始まる6月議会に盛った補正予算の内容を発表しました。

物価高対策として高電圧を利用する市内事業者や畜産農家の資料価格高騰への支援を補正予算に計上、一方、佐渡出身の山本悌二郎氏の縁が結んだ台湾と、来月にも交流イベントを共催することが決まりその経費も計上しています。
昨年から補正予算などで物価高対策に取り組んでいる佐渡市ですが、この6月議会には、高圧電力を利用する市内事業者に対し電気基本料金の上昇分を支援する補正予算およそ2,400万円を計上します。上限額を1事業者、30万円とし280社分を想定しました。

飼料高騰で厳しい経営を余儀なくされている畜産農家に対しては、1,180頭分を支援する予定で、特にコストのかかる乳用牛については、繁殖牛などに比べ2倍の補助金をつけ、総額1,400万円を盛っています。
なお、物価高対策として4月臨時会で承認された暮らしや子育て応援事業について、その応援券が6月5日から順次送付されます。
光熱費の一部支援に、市内全ての世帯へ1世帯5,000円分が配布されるとともに、子育て世帯には児童1人当たり5,000円分の応援券が配られます。
住民税非課税などの低所得世帯を支援する3万円の給付は、今月中旬以降に対象世帯が確定され次第実施されるということです。
学校部活動の段階的な地域移行も支援し、実証事業として今年9月から月1回から2回程度、文化やスポーツ活動を地域団体が実施する予算として、合わせて1,200万円余りをつけました。
台湾との縁の深い佐渡出身の山本悌二郎氏の銅像が、佐渡市に寄贈されることを記念した来月開催予定の友好交流イベントの経費も計上しています。
予算総額528億6,600万円余りとなる令和5年度佐渡市一般会計補正予算案は、6月9日から始まる佐渡市議会6月定例会に上程されます。

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